基本的には振込み

車を売却し た時の車両の代金は、基本的に銀行口座の振込みです。振込みをすれば預金通帳などに振り込んだ金額と日時が記載され、売買のトラブルになりにくいからで す。現金を手渡しするケースはほとんどなく、業者から「現金で支払いたい」と言われたら、むしろ警戒した方が良いでしょう。

トラブルに巻き込まれないために

最も大切なのは、売買契約が成立する時に、振り込まれる日時を確認しておくことです。多くの 買取店では、車両を引き渡してから3~5日間程度で車両の代金を振込みますが、業者によってはもう少し遅れることもあります。ユーザーにとって心配なの は、「契約した通りの金額が間違いなく振り込まれるのか」という点でしょう。最近はあまり聞かなくなったが、以前はトラブルの事例がいくつかありました。 振り込まれた金額が売買時と違っているので尋ねると、「改めて査定を行ったら車両に不具合が発見され、その分を差し引いて振り込んだ」というものなどで す。これはもちろん業者が悪く、査定を行って車両の金額を決めて契約した以上、一方的に変更することはできません。万一そうなった時は、不足金額を支払う ように主張して、相手が応じなかった場合は消費生活センターなどに苦情を申し出ましょう。

こういったトラブルを避けるための安全策は、信用できる業者に車を売るこ とです。そのためにも出張査定だけで決めず、自分で店舗に出向いたり、スタッフと話をしている中で信用度を確かめましょう。売却する相手はおそらく自宅付 近の買取店でしょうから、近隣の新車ディーラーなどに立ち寄って、評判を聞いてみるという手もあります。売買は基本的には自己責任になるので、トラブルに 巻き込まれないように注意しましょう。

なお、新車の購入に際して、愛車を新車ディーラーに売却した時は、査定額をそのまま新車価格の振り込みの一部に充てることができます。担当のセールスマンに相談してみると良いでしょう。